オーバーナイト金利とは、その名の通り、ポジションをそのまま翌日に持ち越すと発生する金利です。
発生する金利はポジションによって異なり、『買い』ポジションなら金利を支払う必要がありますが、逆に『売り』ポジションの場合、金利を受け取ることができる仕組みになっています。
FXではスワップ金利に相当するシステムですが、CFDでは常に『売り』ポジションでオーバーナイト金利が発生するという点が異なっています。
オーバーナイト金利は売買する商品の市場がある国の政策金利によって決定します。
具体的には、『買い』ポジションの場合、政策金利+α、『売り』ポジションの場合、政策金利-αをそれぞれ日割りで計算した金額を受払いする仕組みになっています。
ちなみにこの『α』の設定はCFD業者によって異なっており、政策金利+(-)3%というようにあらかじめ決まっています。
たとえば、アメリカの政策金利が5%の時、ニューヨーク市場で100万円の株を購入したとします。
すると、5%+3%で年に8%の金利を支払う必要があり、年間で8万円、1日に約200円強を支払う計算になります。
一方、『売り』の場合、2%の金利を受け取ることができ、年間で2万円、1日換算で55円ほどの利益となります。
では、オーバーナイト金利を狙い、売りばかりしていれば一定のもうけが得られるのでしょうか?
答えはイエスであり、ノーでもあります。
たとえば、50万円である株を売っていたところ、売却後にその国の経済が発達し、株が65万円に値上がりしたとします。
すると、65万円-50万円=15万円の差額は負け分となります。
一応、売りのポジションなのでオーバーナイト金利が5%だった場合、50万円×5%=25000円の金利を受け取ることができますが、15万円の損失があるので、実質12万5千円分の損失となります。
つまり、将来的にその国の株価が下落するとわかっている場合、オーバーナイト金利で利益を生むことはできますが、そうでない場合は株価の変動によってトータルで損失を被る場合もあるというわけです。
オーバーナイト金利による利益ばかりに目を奪われず、株価の変動にも細心の注意を払うようにしましょう。